秋は太る季節だからこそ食べ方を工夫して痩せるダイエット
2017/02/21
秋は食欲の秋とよく言われます。食欲の秋と言われるとどうしても太りやすい季節のような気がします。
秋は太りやすい、は本当?
秋は暑くもなく寒くもなく過ごしやすい気候ですが、気を付けておかないとダイエット目線で言えば太りやすい季節と言えます。
秋の前の夏は暑いので身体をなるべく動かさない、運動をしないという人は多いと思います。
身体を動かさない、運動しないという生活習慣を続けると当然の事ですが基礎代謝は落ちてしまいます。
つまり夏場が過ぎて秋口になる頃は、基礎代謝が落ちて太りやすい体質に変化している人が比較的多くなります。
さらに夏は冷たい食べ物を積極的に食べる人が多く、そういう人は消化器官系も弱っています。
消化器官が弱っているのに、秋に入り食べ物もおいしくなって食欲もアップしてつい食べ過ぎてしまう、という人も多いです。
夏に夏バテで痩せた人が秋にリバウンドする、というのは大体上記のような理由がほとんどです。
さらに人間の体は寒い冬に向けて、寒さ対策を兼ねてエネルギーを備蓄しようとします。
寒さ対策とエネルギーの備蓄という事はつまり「脂肪が溜まりやすい」という事です。
そういった点からも秋は太りやすい季節と言われます。
秋のダイエットは食事面の工夫が必須
そんな太りやすい季節と言われる秋にダイエットを成功させようと思うなら、食事面の工夫は避けては通れません。
食欲の秋に任せて何も考えずに美味しいものを食べていては太るのは当然です。
ただ食事の工夫をしっかりして、計画的に食べればたくさん食べても太りにくくなります。
特に秋の食べ物は、工夫次第で太りにくいどころかダイエットに非常に有効な食べ物が多いです。
ダイエットに効果的な秋の美味しい食べ物を使って、太りやすい秋という季節を上手く乗り切る方法をご紹介します。
秋の味覚「キノコ」はダイエット向けの痩せる食材
秋の味覚の代名詞と言えば松茸が思い浮かびます。松茸に限らず、秋はキノコが美味しい季節です。
旬の食材はスーパーで買い物をする際にも値段が安くなっている事が多く、日々の食事に取り入れやすいです。
またキノコは代謝系ビタミンと呼ばれるビタミンB群が豊富、というのが特徴です。
ビタミンB群は身体の代謝を助けてくれる働きがあり、糖質や脂質が脂肪として蓄えられるのを防いでくれます。
さらにキノコは食べ応えがあってカサがある割に低カロリーです。
キノコにもいろいろ種類がありますが、大体のキノコは100gあたり20キロカロリー程度しかありません。
ちなみに白米は100gあたり168キロカロリー、肉類はだいたい300キロカロリー~500キロカロリー程度です。
また一般的な野菜でも例えばホウレン草、いんげん、ミニトマト、たまねぎ、ニンジン、ごぼう、カボチャ等は100gあたりで20キロカロリーは優に超えてきます。
それ位、100gあたり20キロカロリーしかないというキノコのカロリーは低いという事です。
さらに食物繊維も豊富で、腸の蠕動運動を活発にしてくれる働きや、便秘解消の働きもありデトックス作用があります。
キノコキトサンがダイエットにすごい効果を発揮
キノコにはキノコキトサンという成分が含まれています。
キノコキトサンはキノコに含まれるキトサンの事で、キトサンというのは脂肪が身体に蓄積されるのを防いだり、コレステロール値を下げてくれる働きがあるとされています。
そしてキノコキトサンは身体の中で摂取した油を包み込み、身体に油が吸収されるのを防ぎ適切に体外へ排出してくれる働きがあります。
さらにキノコキトサンには内臓脂肪を燃焼させる効果もあります。
ダイエットと言えばキノコ、と言われるのは単に低カロリーでカサ増しできるから、というだけではありません。
調理も比較的簡単でしかも旬で値段も安くなっているとなれば、日頃の食事に取り入れていかない手はありません。
秋の味覚サンマなどの青魚の油がダイエットに効果的
秋の味覚と言えば松茸とともにサンマも名前が挙がってきます。
このサンマもダイエットに非常に有効な食べ物と言われています。
サンマ等、青魚に含まれる脂質はオメガ3系の良い油
秋のサンマは油が乗っていてとても美味しいですが、油と言えば太るイメージがあります。
ただサンマなどの青魚に含まれる油はオメガ3系の油で、身体にもよくダイエットにも有効な脂です。
青魚に含まれる油はDHAやEPAと呼ばれる脂質で、この油は中性脂肪を減らしてくれる働きが科学的な研究で認められています。
またDHAやEPAにはリパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素が含まれています。
さらに血液さらさら効果もあり、血液循環が良くなり身体の代謝をアップさせてくれる働きもあります。
もちろん青魚からは良質なタンパク質も摂取できるので、そういった面でもダイエットに効果的です。
サンマだけでなくシャケもダイエットに有効
青魚はサンマだけでなく、比較的食べやすい青魚の仲間には鮭があります。
シャケも青魚の一種なので、上述したDHAとEPAが含まれていて、脂肪分解や中性脂肪を減らしてくれる働きがあります。
さらに鮭はもともと白身の魚ですが、実際はピンク色の身をしています。
このピンク色の元になっているのがアスタキサンチンと呼ばれる成分です。
アスタキサンチンは抗酸化作用が非常に強い成分で、身体の酸化を防ぎアンチエイジングの働きがあります。
ちなみにシャケは身にも栄養素がたくさん含まれていますが、皮の方にも栄養素が非常に豊富です。
食べるときにはなるべく皮も一緒に食べるのがダイエットのポイントです。
他にも食事の工夫で痩せられるポイントはたくさん
キノコとサンマや鮭など秋の味覚以外にも、食べ方の工夫で痩せられるダイエットポイントは数多くあります。
まず食事の最初は野菜か海藻類にしましょう。
野菜や海藻は低カロリーで、食物繊維が豊富で消化に時間がかかりカサもあるので胃の中が満たされます。
そういった野菜や海藻をまず食事の最初に摂る事で、不要な食べ過ぎを防ぐことができます。
あとは調理方法の工夫ですが、なるべく油を使わない調理方法にするのもダイエットに有効な方法です。
油を使わずに焼く、茹でる、蒸す、等の調理方法を有効に使っていきましょう。
そして普段からこまめに水分補給をするのもポイントです。
水分を摂る事で血流が良くなるとともに、脳が食事をしたと勝手に錯覚をして不要な食欲を抑えてくれます。
あとは野菜を調理する際には大き目にカットすると、食べ応えが出るので噛む回数が増えます。
噛む回数が増えると満腹中枢が刺激されるので、これも不要な食べ過ぎを防ぐダイエット方法です。
また食事が終わったら食後の歯磨きをサッサと済ませましょう。
歯磨きを済ませる事で、「これで食事の時間は終わり」と脳に伝令を出せます。
秋は食べ物がおいしい季節で太りやすいとされますが、工夫次第ではしっかり食べながらも痩せられるダイエットに向いてる季節ともいえます。