ココアダイエットは痩せる+冷え症対策+美肌効果で一石三鳥
ホットココアといえば冬に美味しく、リラックス効果も高い飲み物です。
そんなホットココアが実はダイエットに効果的だということで、今日はホットココアのダイエット効果についてご紹介します。
ココアはチョコと同じカカオが原材料だけど低カロリー
ココアの原材料はカカオ豆です。
カカオ豆と言えばチョコと同じ原材料ですが、ココアはチョコと比べてかなり低カロリーになっています。その理由は製造方法にあります。
チョコはカカオ豆に砂糖や脂肪分を加えたものなので、当然高カロリーになります。
対してココアはカカオ豆を絞りカカオバター(カカオに含まれる脂肪分)を取り除いたものです。
つまりカカオ豆から脂肪分がなくなり、またチョコと違い糖分も加えられないため、カロリーは低く抑えられていて痩せやすい飲み物と言えます。
カロリーは低めですが、カカオ豆に含まれる食物繊維やポリフェノールなど、ダイエットや健康、美容に良い成分はそのまま残っているのがココアの特徴です。
カカオポリフェノールのダイエット効果
ポリフェノールと言えばワインなどに含まれる栄養素ですが、ココアにもポリフェノールは豊富に含まれています。
ポリフェノールには空腹感をコントロールしてくれる働きや、空腹感によるストレスを軽減してくれる効果があります。
さらにコレステロール値を下げる効果があり、動脈硬化や中性脂肪を減らしてくれます。さらに脂肪の吸収を抑える効果もあり、痩せるのに非常に効果的な成分と言われています。
ココアは冷え症の改善にも効果的
ココアは冷え性の改善にも効果があります。
ココアを飲むと身体がぽかぽかしてきますが、これはただ物理的に温かいからという訳ではありません。
ココアのポリフェノールには血管拡張効果があり、飲むことで血流が促進されます。
冷え症の原因の多くは血流が悪いことなので、ココアを飲み血流が良くなることで冷え性はかなり改善されます。
なかでも末端部分(手足の指先など)の血液循環が良くなるので、指先の冷えにはとくに効果的です。
しかもホットココアは他の飲み物と比べても身体表面温度の上昇が顕著で、しかも体温上昇が長時間続くのもココアの特徴です。
冷え症が改善され血流が良くなれば基礎代謝もアップするので、体質も痩せやすい体質になりダイエット効果が期待できます。
ココアの食物繊維、リグニンで腸内環境も改善
ココアにはリグニンと呼ばれる成分がかなり豊富に含まれています。
リグニンは不溶性食物繊維のひとつで、排便を促す働きが強いです。
ちなみにココアの食物繊維の量はかなり多く、1杯で1.7gほどの食物繊維を摂ることができます。
ニンジン1本で摂れる食物繊維が1.4gなので、ココア1杯でニンジン1本分以上の食物繊維を摂れるという訳です。
さらにリグニンには腸内で善玉菌を増やす働きもあり、腸内環境の正常化に効果があります。
腸内環境が良くなり便秘が解消されることで、肌の調子も良くなりますしもちろんダイエットにも効果があります。
さらにリグニンは胆汁酸を吸着して排出するため、脂肪の代謝も良くなります。
ココアに含まれるテオブロミンの効果でストレス解消、リラックス効果も
ココアにはテオブロミンという成分も含まれています。
テオブロミンはカカオ豆にしか含まれない成分で、幸せホルモン「セロトニン」の働きをサポートしてくれます。
その結果リラックス効果や抗ストレス作用があります。ココアを飲むとホッとして落ち着くのも、単に気持ちの問題ではなく科学的な根拠があるのです。
ダイエットをしているとついストレスを溜めこんでしまいがちです。
ストレスを感じるとダイエットはなかなかうまく行きません。
なるべくストレスのかからないダイエット法で痩せるのは当然ですが、ココアでホッと一息つくこともストレスを軽減してダイエット成功のポイントです。
ココアは美容効果も高い
ダイエットによくホッと一息ついてストレス軽減効果があり腸内環境が良くなるココアですが、さらに美容面にも効果があります。
肌荒れやシミやシワの主な原因は活性酸素と言われていますが、ココアに含まれるポリフェノールは活性酸素を除去する働きがあります。
ポリフェノールのアンチエイジング効果は有名ですが、もちろんポリフェノールを多く含むココアにもアンチエイジング効果はあります。
またカルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などミネラルもバランスよく含まれているので、ダイエット中に不足しがちなミネラルを効率よく補充することができます。
ココアはいつ飲むのが効果的?
ココアのダイエット効果を最大限に発揮するには、飲む時間が大事になります。
基本的にココアを飲むなら、ご飯の前に飲むのが効果的です。
食事の前にココアを飲んでおくことで精神的に安定し、過度な食欲が抑えられ食べ過ぎを防ぐことができます。
あとは間食にお菓子を食べている人は、お菓子の代わりにココアを飲むのも効果的です。
ココアには食欲のコントロール効果があるので、間食でココアを飲めば間食でカロリーを摂りすぎるのを防げます。
なので基本的にココアは1日2杯、朝ごはんの前と間食。こういった感じがバランスも良くてお奨めです。
ココアを飲むならピュアココアを選ぶこと
ダイエット目的でココアを飲むならピュアココアを選びましょう。
ココアはダイエットに向いていると言ってもミルクココアを選んでしまうと太ります。
1杯分のカロリーで見ると、ピュアココアは10~18㎉程度、ミルクココアは80㎉程度あります。
そこにさらに牛乳を加えて飲むとかなりの高カロリーになり、ダイエット目的のはずが逆に太ってしまいます。
ピュアココアだと甘さが物足りない人は、ハチミツや黒糖、オリゴ糖で甘さを加えるようにしましょう。
また冷え性改善でココアを飲む場合は、ショウガを加えたりシナモンを加えると効果がさらにアップします。
ショウガはチューブタイプのモノで良いので楽ですし、味も意外と合います。シナモンとココアも相性は良いです。