痩せるホルモンで話題!サバ缶ダイエットの効果を上げる食べ方とは?
2016/12/02
サバ缶ダイエットと言えばちょっと前に「たけしの家庭の医学」で紹介され大ブームになりました。
一時はスーパーやコンビニでもサバ缶売り切れ続出になった程の人気ぶりでした。
最近はだいぶ落ち着いてきましたが、今日はサバ缶ダイエットの効果的な方法をご紹介します。
またサバ缶が苦手な人の為にサバ缶以外でも同じような効果が得られる方法もご紹介します。
サバ缶に含まれるEPAの働き
サバ缶がなぜダイエットに効果的なのかと言えば、サバ缶に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)が身体に効果的に働くからです。
EPAは不飽和脂肪酸と呼ばれる良質な脂のことで、身体の健康維持に必要な必須脂肪酸のひとつです。
ちなみに別名「脂肪燃焼系ダイエット成分」とも呼ばれています。
EPAは体内ではほとんど作られないので食べ物から摂取する必要があり、とくに青魚に多く含まれる栄養成分です。
イメージ的には、サバ缶にはけっこう脂が浮いているので健康に良くなさそうに見えますが、実はあの脂は良質な脂だったんです。
EPAのダイエット効果
EPAはDHAと似た働きをしてくれる、脂肪燃焼系ダイエット成分です。
EPAは脂肪燃焼系成分なので、体内の脂肪燃焼メカニズムを活性化して脂肪の燃焼効率を上げてくれる効果があります。
さらに血液中の中性脂肪を減少させる働きや、総コレステロール値を抑えてくれると同時に、善玉コレステロールを増やしてくれる働きもあります。
ちなみにサバ缶の消費量が多い山形県では他県とくらべて肥満が少ないというデータもあります。
サバ缶に含まれるEPAはダイエット以外にも高い美容効果、美肌効果も
さらにサバ缶に多く含まれるEPAには、ダイエット以外にも高い美容効果や美肌効果があります。
EPAは血液をサラサラにしてくれる効果があるので、肌の新陳代謝が活発になります。
さらに紫外線による肌のダメージを軽減してくれる効果もあります。
痩せるホルモンGLP-1のダイエット効果
そしてサバ缶ダイエットといえばGLP-1のダイエット効果がまたスゴイです。
GLP-1は別名「痩せるホルモン」とも呼ばれていて、もともと人の体内にある物質ですが、太った人には少ないと言われています。
この「痩せるホルモン」GLP-1がもともと多い人はたくさん食べても太りにくく、GLP-1がもともと少ない人は太りやすい体質と言えます。
そしてこのGLP-1を増やすにはサバ缶が効果的で、サバ缶に含まれるEPAがGLP-1の分泌を促進させてくれます。
GLP-1は食欲抑制作用や、糖質の吸収をゆるやかにしてくれる効果があるのでダイエットに非常に効果的です。
さらに血糖値を下げたり、食後の血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。
さらに食べたものが胃から腸に送り出されるスピードを通常より遅らせる効果、つまり食べたものが長く胃にとどまるので腹もちを良くしてくれる効果もあります。
「痩せるホルモン」と呼ばれるだけあって、GLP-1のダイエット効果はかなり高いです。
サバ缶が苦手な人でもEPAを摂ってGLP-1を増やせる
ただサバ缶が痩せるホルモンGLP-1を増やしてくれると言っても、サバ缶が苦手な人ももちろんいると思います。
ただ安心してください。サバ缶だけでなく、他にもEPAが豊富な食材はあります。
EPAはもともと青魚に多い成分なので、サバ缶以外でもイワシやサンマでも良いです。
さらにマグロやブリや鮭にも含まれていますし、意外ですが真鯛にもEPAは含まれています。
鮭やマグロやタイなら青魚が苦手な人でも食べられると思います。
サバ缶ダイエットでEPAを効果的に摂取できる食べ合わせ
EPAは食物繊維と組み合わせることで効果がアップします。
という訳でサバ缶や魚を食べる時には、一緒に食物繊維を多く含む食材を食べれば痩せるホルモンGLP-1の分泌量も増え、ダイエット効果もアップします。
食物繊維が豊富な食材と言えば、インゲン豆やエンドウ豆やひよこ豆など豆類、昆布やワカメなどの海藻類、あとはアボカドや大根や白菜やゴボウ、ひじき、エリンギやシメジなどキノコ類などがあります。
こういった食材とサバ缶や青魚を一緒に食べることでサバ缶のダイエット効果をアップさせることができます。
サバ缶ダイエット効果をアップさせるおすすめメニュー
サバ缶のEPAの効果をアップさせるには食物繊維と一緒に食べるのが効果的なので、ここで食物繊維が豊富な食材と一緒にサバ缶を食べられるメニューをご紹介します。
サバ缶と白菜の煮物
煮物と言うと鍋を使うイメージですが、耐熱容器を使ってレンジでチンすれば簡単に作れます。
白菜をざく切りにして耐熱容器に入れ、中央にサバ缶の中身を入れます。味付けは砂糖を少々と醤油かめんつゆで大丈夫です。
あとはレンジで温め、白菜が柔らかくなれば完成です。
サバ缶を使った一人鍋
1人鍋はヘルシーで鉄板ダイエットメニューのひとつです。
材料は食物繊維の多い白菜と好みのキノコ類とサバ缶です。白菜とキノコ類は食べやすい大きさにカットします。
あとは鍋に水とめんつゆとみりんと鶏ガラスープの素を入れて野菜とサバの水煮缶を入れます。
野菜が柔らかくなったらポン酢などにつけて食べます。
サバ缶とマイタケの炊き込みご飯
キノコはマイタケでなくてもお好みのもので大丈夫です。食べやすい大きさに分けておきます。サバ缶は水煮ではなく醤油味や味噌煮など味のついているものを使います。
3合炊きであればご飯は2合半分入れます。
炊飯器にサバ缶の汁と醤油大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、粉末和風だし小さじ1、ショウガ(チューブ式でOK)少々を加え、水を2合半の目盛に合わせて入れます。
あとは食べやすい大きさに分けたマイタケ1パックとほぐしたサバ缶を入れて炊き上げます。
サバ缶とエリンギの炒め物やサバ缶と大根の煮物やアボカドマグロなど
他にもサバ缶とエリンギを炒めたり、サバ缶と大根を煮物にしても、食物繊維と一緒にEPAを取れるのでダイエット効果が上がります。
あとはアボカドには食物繊維が多いので、アボカドマグロなども効率よくマグロのEPAを摂ることができます。