白湯ダイエットで痩せる体質に!正しい白湯の作り方は?
2017/04/29
ダイエットをするのに激しい運動や食事制限はなかなか続きません。
ダイエットを成功させる秘訣といえば、とにかく楽で続けやすい方法を選ぶ事です。
その点、白湯ダイエットは簡単にできてリーズナブルで、特別な道具も不要で楽に継続しやすいのが特徴です。
さらに腸内環境が整いお通じがよくなったり、美肌作用やリラックス感、さらに安眠できたり冷え性改善など、痩せる以外にも嬉しい働きがあるのが白湯ダイエットです。
芸能人やモデルも実践している白湯ダイエットとは?
白湯ダイエットは芸能人やモデルも実践していることで知られています。
有名なところでいえば深田恭子さん、米倉涼子さん、桐谷美鈴さん、ベッキーさん、千葉麗子さん、長澤まさみさん、あとは男性では嵐の松本潤さんも白湯ダイエットを実践しているそうです。
ちなみに白湯というのは、一度水を沸騰させてそれを人肌まで冷ましたもののことです。湯冷ましとも呼ばれています。
白湯ダイエットはその白湯を1日あたり500~800mlほど飲むだけという超簡単なダイエット法です。
もともとアジアやインドでは健康維持目的で白湯が飲まれていて、インドの伝統医学アーユルヴェーダで白湯は「もっともバランスの取れた消化剤」とも言われています。
白湯を飲むことによって身体の毒素を流してリンパや血流を良くしたり、デトックス効果やむくみの改善、さらに冷え性や低体温症の改善にも有効と言われています。
白湯ダイエットはただ白湯を飲むだけの楽で続けやすいダイエット法なので、忙しい芸能人に実践者が多いのも納得です。
アーユルヴェーダ式、正しい白湯の作り方
白湯は水を沸騰させて人肌程度に冷ましたものですが、今の時代は電気ポットで沸かしたり電子レンジで温めて冷ましたりして作ることもできます。
それらも手軽で良いのですが、もともとアーユルヴェーダで使われていた白湯はもう少し作り方が本格的です。
(1)正しい白湯を作るにはまずヤカンで水を沸騰させます。できれば鉄製のヤカンであれば女性に不足しがちな鉄分を補給できますが、ここはアルミ製でも大丈夫です。
(2)ヤカンを火にかけ沸騰したら、フタをずらして10~15分ほど弱火にしてそのまま沸騰させます。
(3)10~15分沸騰させたら火を止めて耐熱性のコップに注ぎ、40~50°C前後になるまで冷まします。
これがアーユルヴェーダ式の正しい白湯の作り方です。
もともとアーユルヴェーダで白湯は、水・火・風の三大要素を取り込むことが目的なので、「水」を「火」で沸騰させ、10~15分ほど沸騰させ続けて「風」を取り込む。
それが正しい作法です。
現代風、簡単白湯の作り方
アーユルヴェーダ式の本格的な作り方も良いですが、毎回15分沸騰させていたら時間がかかってしょうがないですし、朝はバタバタして忙しくそんな時間はありません。
なので前日の夜に白湯を作って50℃前後の状態で魔法瓶タイプの水筒に入れておけば、翌朝すぐに飲めるので楽です。
ちなみに使う水は水道水でも良いですが、できればミネラルウォーターの方が飲みやすいです。またミネラルウォーターを選ぶ際には、硬水より軟水を選ぶようにしましょう。
水道水でも沸騰させればカルキや塩素、トリハロメタンなどが飛ぶので、水道水が美味しい地域であれば水道水を使っても良いと思います。
ただ水道水が美味しくなければ、ミネラルウォーターを買った方がかなり飲みやすくなります。
白湯ダイエットの効果
白湯ダイエットは食事制限ではなく体質改善が目的です。
体脂肪を燃焼させやすくして痩せやすく太りにくい体質を作るダイエット方法なので、すぐ痩せる訳ではない代わりにリバウンドしにくいのが特徴です。
白湯で血流やリンパの流れを良くして基礎代謝をアップ
白湯は水とちがって身体を冷やさないのが特徴です。
そのため身体が温かくなり血流やリンパの流れもよくなります。
血流やリンパの流れがよくなれば基礎代謝もアップして、何もしなくても痩せやすい体質になります。
さらに冷え性や低体温症の改善にも効果があります。
ちなみに体温は1℃上がると、基礎代謝が12~14%ほど上がると言われています。
冷え症や低体温症の人は基礎代謝が低く痩せにくい体質ですが、白湯を継続して飲むことで平熱も上がり痩せやすい体質に変わっていきます。
白湯でお通じがよくなり美肌・美容効果も
手を洗う時には水を使うよりお湯で手を洗う方が汚れはよく落ちます。
同じように水ではなく温かい白湯を飲むことで、身体の中の内臓の汚れや老廃物もきれいに洗い流され易くなります。
つまり、白湯を飲むことで腸内環境がよくなりお通じも良くなります。
基本的に肌トラブルの原因の多くは腸内環境なので、腸内が綺麗になればニキビや吹き出物ができにくくなります。
さらに肌荒れなども改善して肌に透明感が出てきます。白湯ダイエットはただ痩せるだけでなく、美容面や健康面でもメリットが大きいのが嬉しいポイントです。
味覚が正常に戻り塩分や糖分の取りすぎを防ぐ
また白湯は味がついていないですが、継続して飲み続けていけば味覚が研ぎ澄まされ徐々に甘く感じるようになります。その状態が味覚にとって正常な状態です。
現代人は濃い味の食べ物に慣れ過ぎていますが、白湯を飲んで甘く感じるくらい味覚が正常になれば、濃い味の食べ物は食べたくなくなります。
濃い味の食べ物は塩分や糖分が多く太りやすいので、そういったものを食べなくて済めば太りにくい体質になります。
ちなみに白湯は本来まったく味がないものですが、体調によって不味く感じる時があります。
そういう時は身体の中に老廃物がたまっている状態、腸内環境が悪い状態です。
体内が正常で健康になっていけば徐々に甘く感じるようになっていきます。
白湯を飲むタイミングは何時?
白湯は1日あたり500~800ml飲むのが目安ですが、一気に飲めば良いというものではありません。
白湯の効果を最大限に発揮するタイミングは、たとえば朝や寝る前やお風呂に入る前です。
人は寝ている間に想像以上に汗をかき、寝起きの身体はかなり乾燥し水分不足で血液もドロドロになっています。
なので朝起きたらコップ1杯の白湯をじっくり飲むことで、血液もさらさらになり内臓が目覚めます。
また寝る前にコップ1杯飲むのも効果的で、リラックス効果や安眠効果が高まります。
あとは入浴前にコップ1杯程度飲んでおけば、発汗作用が高まり入浴の効果がさらにアップします。
基本は朝、寝る前、入浴前に飲むのが効果的です。
ただベッキーさんなどは水筒に入れて白湯を持ち歩いて飲んでいますし、お昼に飲んでも良いです。
白湯ダイエットで気を付ける点は?
白湯は身体に良いといっても飲みすぎは禁物です。
1日あたり500~800mlほどが目安で、それ以上飲むと腸内の必要な栄養素まで流してしまうこともあります。
また一度にがぶ飲みするのではなく、ゆっくりなるべく時間をかけて飲むようにしましょう。
また白湯ではなくお茶ではダメなのかというと、これはちょっと難しいところです。
もちろんお茶も健康に良い飲み物ですが、白湯の本来の目的は体内の浄化です。
お茶にはカフェインやポリフェノール、カテキンなどの成分が含まれています。ということは健康に良いとも言えますが、胃腸が頑張って働いてしまうということにもつながります。
そういった点からすると、胃腸を休ませて腸内の汚れや老廃物を落としてあげるには白湯が効果的といえます。