日本人に多い「ピーマン尻」の原因と、改善する筋トレをご紹介
2017/02/19
日本人に多いと言われるピーマン尻。
ピーマン尻とはどういったお尻で、何が原因で、どうやって改善していけば良いのでしょうか。
ピーマン尻の特徴、見た目年齢が上がってしまう
ピーマン尻とは簡単に言えば、お尻のお肉が全体的に下がったお尻の事です。あとは全体的に四角形に見えるお尻の事です。
ピーマン尻になるとデニムが綺麗に穿きこなせなくなったり、後姿が綺麗に決まらなくなります。
例えばエスカレーターに乗っている時に自分の前に人がいるとします。その時に目の前の人の年齢を想像するとして、どこを見るでしょうか。
一般的に後姿は見た目年齢を左右すると言われます。背中のお肉もそうですし、ヒップラインもそうです。
垂れて四角くなったピーマン尻の人は、それだけで見た目年齢が上に見られがちです。
他人の後姿は良く目につくものの、自分の後姿は意外とチェックが甘くなりがちです。
自分では知らないうちに、他人から自分のヒップラインもチェックされているかもしれません。
ピーマン尻の原因はお尻の霜降り化?
2016年11月18日にフジテレビ「その原因Xにあり」という番組で、ピーマン尻の特集をやっていました。
その原因Xにあり、によると、ピーマン尻の原因は「お尻の霜降り化」だそうです。
お尻の霜降り化というのは、お尻の筋肉の中に脂肪が混じっている状態の事です。
お尻が霜降り化する事でどうなるかと言えば、まずお尻の下の方に脂肪が溜まってきます。するとお尻のトップの位置が下がり、全体的に四角いシルエットになります。
またお尻の肉を持ち上げる筋肉が運動不足で使われていない事で、全体的にお尻のお肉が下がってしまう事もピーマン尻の原因のひとつです。
日本人と欧米人のヒップラインの違いはどこに由来する?
欧米人のヒップラインはプリンとしてトップが高いのが特徴的です。
そんな欧米人のヒップと比べ、日本人のヒップラインはどうしても貧相に見えます。
この違いは欧米人と日本人の骨盤の角度が要因となっています。
欧米人は歩くときにお腹をキュッと引き締め、骨盤を前傾させて歩きます。大体欧米人の骨盤は5~10度ほど前傾していると言われます。
この骨盤の向きによって自然とお尻のトップが上がり、プリッとしたヒップラインにつながります。
逆に日本人は生活習慣として骨盤を前傾させる事が少ないです。また農作業などをやってきた事で骨盤が後傾しやすいです。
また外国人から見れば「日本人は歩き方でわかる」と言われるように、日本人の歩き方は独特です。
美しい歩き方はお腹をキュッと引き締めお尻を上げて歩く歩き方ですが、日本人はむしろその逆です。
お腹が引き締まらず、むしろ下腹部が出ている人が多く、その結果猫背になって、お尻のトップも下がってしまいます。
ピーマン尻改善に重要な3つのお尻の筋肉
綺麗なお尻は「トップの位置が高くプリンと丸みを帯びているお尻」です。
ピーマン尻はその逆でトップの位置が下がり、お尻が横に垂れて四角くなっているお尻です。
なるべく綺麗なヒップラインに近付ける為には、お尻の筋肉を鍛えることが必要です。
お尻の筋肉は大きく分けて中臀筋と大臀筋とハムストリングに分けられます。
中臀筋
中臀筋は主に腰回りについている筋肉です。この中臀筋が衰えると、お尻が横に垂れてお尻が四角くなり太ももが太く見えてしまいます。
大臀筋
大臀筋はお尻の外側についていて、一番お尻が膨らんでいる部分の筋肉です。この大臀筋が衰えるとお尻の肉を持ち上げられず、全体的に肉が太ももの方に下がってしまいます。
ハムストリング
ハムストリングは太ももの後ろ側の筋肉です。このハムストリングが衰えると、お尻のお肉と太ももの肉の境目がなくなり、全体的にボテッとしたお尻になってしまいます。
プリンとした理想のヒップラインを作るエクササイズ
トップの位置が高くプリンとした丸尻になるには、上記の3つの筋肉を鍛えるエクササイズが肝心です。
ヒップリフト
ヒップリフトはお尻のエクササイズでは最も有名なエクササイズです。
やり方は
1仰向けになります。
2両膝を立て、かかとを身体の近くに持ってきます。膝の角度は大体90度です。
3手のひらは床について身体を支えます。
4そのままお尻に力を入れ、お尻を浮かせます。
5肩からお腹、さらに両膝までのラインが一直線になるようにして10秒キープします。
610秒浮かせたら腰を下ろします。
この一連の動きをワンセットにして、5セット繰り返します。
5セットと言っても1セット10秒とちょっとなので、大体1分から2分もあれば終わります。
このヒップリフトはお尻の一番外側の大臀筋をかなり効率よく鍛えられます。
2週間も続ければヒップラインが相当変わるのが実感できると思います。
骨盤回し
ピーマン尻の改善には骨盤もかなり重要な役割を果たします。
歩く時にしっかり胸を張り、お腹を引っ込め、骨盤を前傾させる事でお尻も自然と上に上がります。
骨盤の位置を簡単に治せるエクササイズのやり方は
1腰に手を当てて、足は肩幅に開きます。
2腰でぐるぐると円をかくように動かします。
3左右それぞれ20回程繰り返します。
これだけです。
簡単なエクササイズですが、これで骨盤の歪みも解消しやすくなります。
お尻歩き
総合的にお尻を鍛えるお尻歩きというエクササイズがあり、こちらもピーマン尻解消に効果的です。
骨盤を矯正して下腹を引き締めるクレヨンしんちゃんの「お尻歩き」がスゴイ|http://diet-zettai-yaseru.com/slim-waist/pelvis-correction-hip-walking/
上の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご参考にしてみてください。
食事面も大事
プリンとした丸尻になるには食事面も大事になります。
動物性タンパク質、とくにロイシンという成分は筋肉の元になります。
欧米人はお肉をたくさん食べる人が多いので、その分お尻がプリンとしています。
逆にダイエットを気にして野菜ばかり食べると、筋肉のもとになるタンパク質が不足して、お尻も下に下がってしまいます。
日本人女性がダイエットをするとお肉(タンパク質)を避ける傾向がありますが、むしろその逆です。
ボディメイクの観点から見てもタンパク質はとても重要な栄養素です。
と言ってもお肉はカロリーが高いのが気になる人も多いはずです。
そういった方におすすめなのが、卵1個とヨーグルト200gです。
卵1個とヨーグルト200gなら一日の食事に組み合わせやすいですし、これで動物性タンパク質をお肉以外から代替的に摂取できます。
筋肉の元になる栄養素をしっかり摂取し、エクササイズでお尻周りをしっかり鍛えてあげる事。
これがピーマン尻解消、プリンとした理想的なヒップラインを作る為には重要です。